未来を変える新社会人・起業家におすすめの本23冊

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読書はタイムマシーン。時空を越えて歴史の偉人と対話ができる。

素人がBlogで記事を書いたり電子出版が簡単にできる今こそ、プロが執筆し、一流の出版会社で校閲(*)され、長く読み継がれる本は23倍以上の完成度。

*こうえつ【校閲】原稿を読み内容の誤りを正し、不足点を補ったりする事。新潮社の校閲のプロの仕事っぷりは話題になった。

U23代表Kenが10年間のU23での経験をもとに、未来を変える新社会人・起業家が絶対に読みたい本23冊を紹介。

読書が苦手な人や本の読み方から学びたい人は、まず『本を読む本 J・M・アドラー著』と『読書について ショウペンハウエル著』をおすすめする。

人を動かす

デール・カーネギー

原題:How to Win Friends and Influence People

みんなでハッピーになるために、何度も読みたい未来を変える一冊。『道は開ける』もセットで読もう。

あらゆる自己啓発本の原点とも言うべき本書は、1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部を売り上げた。『How to Win Friends and Influence People』は初版の発売当時と同じように今日でも十分通用する内容となっているが、その理由は、著者のデール・カーネギーが決して変わり得ない人間の本質を理解していたからに他ならない。(*引用)

7つの習慣

スティーブン・R. コヴィー

原題:The Seven Habits of Highly Effective People

己を磨き、人生をハッピーに過ごするための7つの習慣。絶対に読まなければいけない本。

本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。(*引用)

思考は現実化する

ナポレオン ヒル

原題:The Think and Grow Rich Action Pack

世界中で読まれる成功哲学のベストセラー。

人は自分が思い描いたような人間になるという。すなわち思考は現実化する。原題は『The Think and Grow Rich Action Pack』。「Rich(富)」とは金銭的なもの精神的なもの、いずれをも指す。自己啓発である。「自己啓発」の語に警戒心を感じたら要チェック。そういう人こそ本書を読む価値があるかもしれない。(*引用)

マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

原題:Management: Task, Responsibilities, Practices

ピーター・F・ドラッカー

多くの経営者が崇めるドラッカーの代表作。『プロフェッショナルの条件』など他にもおすすめ著書多数。

 ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。(*引用)

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

原題:Built To Last

ジム・コリンズ

時代を超えて成長する偉大な企業は何が違うのか。『ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則』『ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階』『ビジョナリー・カンパニー 4 自分の意志で偉大になる』の全シリーズ良書。

企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。(*引用)

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

エリヤフ・ゴールドラット

原題:The Goal

業務改善、全体の最適化について小説仕立てで学べる。『ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス 』など他著もおもしろい。

機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。(*引用)

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ダニエル・ピンク

原題:A Whole New Mind

新しい時代の必読の書。訳者は大前研一。『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』『人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!』未来の働き方のヒントが詰まっている。

21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか。本書はこの「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示したアメリカの大ベストセラーである大前研一(*引用)

社会契約論

J.J.ルソー著

原題:Du contrat social

愛と幸福に生涯の情熱を捧げた思想家ルソー。『人間不平等起原論 』ルソーの生涯を描いた『告白』、教育者に広く読まれる『エミール』、政治哲学と言えばホッブズの『リヴァイアサン』もぜひ。

これはもっとも徹底的な人民主権論を説いた書物である。国家は個々人が互いに結合して、自由と平等を最大限に確保するために契約することによって成立する。ルソー(1712‐78)はこの立場から既成の国家観をくつがえし、革命的な民主主義の思想を提示した。フランス革命の導火線となった近代デモクラシーの先駆的宣言の書。(*引用)

国富論

アダム・スミス著

An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations

「神の見えざる手」でおなじみの経済学の父とアダム・スミスが唱えた幸福論。『道徳感情論』も読もう。

経済学の父スミスが1776年に刊行した本書こそ,理論・政策・歴史にわたる経済学最初の体系的叙述として,古典中の古典と称せられる不朽の名著である.いわゆる「見えざる手」による予定調和的自由放任政策を主張した本書は,その実質において近代市民社会の科学的分析であり,後のあらゆる諸学説はここに源を発する。(*引用)

資本論

マルクス著

原題:Das Kapital

19世紀に書かれたこの資本主義の原点とも言うべき本は、経済がわかればわかるほど深い。

19世紀の半ばに出版された本だが、この200年の間に出た中で全世界に最も影響を本であることは間違いない。ひょっとしたら、悪影響なのかもしれないが、影響を与えたという事実は動かせない。(*引用)

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

コトラー&ケラー著

原題:Marketing Management

マーケティングはコトラー先生に。内容も価格も敷居が高いけど価値ある一冊。現在12版まででているが、時代に合わせて内容が修正されているので最新版を読もう。

1968年に初版が刊行されてから今日に至るまで、Marketing Managementは12の版を重ねるに至っている。同一タイトルの書でありながら、版を重ねるたびに内容は充実しており、それぞれの時代の要請に合致したものとなっている。我が国においてもマーケティングのバイブルとして、多くの研究者や実務家に影響を与えてきた。
第12版の邦訳である本書の最大の特徴は、ダートマス大学タック経営大学院のケラー教授を新たに共著者として迎えたことである。ケラー教授はブランド研究や消費者情報処理研究における第一人者として知られているが、彼の知見が加わったことにより、Marketing Managementの魅力は飛躍的に高まっている。(*引用)

完全なる経営

アブラハム・マズロー著

原題:Maslow on Management

欲求段階説、自己実現で有名な心理学者マズローの心理学古典。 批判されているにもかかわらずドラッカーが推薦する難解だが読む価値ある一冊。 心理学なら『ヘルピングの心理学』もおすすめ。 

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

ロバート・B・チャルディーニ著

INFLUENCE Science and Practice

消費者心理について書かれた名著。騙されないためにも。事例を集めた『影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣』も。

「ふとした隙につけこまれ、あれよあれよという間に欲しくもないものを買わされてしまった」「ひっかかるはずのない怪しい〈儲け話〉に乗せられてしまった」「人気商品なのに品薄なことが多い・・・・・・」などなど。本書の著者は、街頭や個別の訪問販売、怪しげな宗教の寄付などで苦い思いを味わった経験から、セールスマンや広告主の世界に入り込み、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか解明した。第二版では、世界各地の読者から寄せられたレポートを追加し、より身近に詳しく「影響力の武器」を描き出す。消費者心理のからくりをユーモラスに描いた、セールスマンにとっても消費者にとっても必読の一冊。(*引用)

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

バーバラ・ミント著

Logic in Writing, Thinking and Problem Solving

ロジカル・シンキング、ライティングのスキルを高め、問題解決を図る。体系的に考え論理的思考を養おう。

著者はまず、多くの人がわかりやすい文章を書けないのは、論理構造に問題があるからだ、と指摘する。その上で自らが考案した「ピラミッド原則」と呼ばれる考え方を提示し、物事を上手に論理立てて述べるテクニックを伝授していく。序文で人の注意を引きつけるにはどうすればいいか、相手を説得するのにどんなロジックを用いればいいか、問題点をどうやってまとめればいいか…。文章について人々が抱くさまざまな疑問点について、それぞれ適切なフレームワークを用意している。サンプルとして用いられている事例が複雑でわかりにくいのは気になるが、その分実務でも応用可能な論理的思考の訓練ができる。(*引用)

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲森和夫著

京セラ・KDDIを創業しJAL再建を任された稲森和夫の著書。実践編の『アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役』『生き方―人間として一番大切なこと』なども有名。会計の基本から学びたい人は『会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>』などで。

「虚業と虚学」がもてはやされたバブル時代のしっぺ返しを受け、塗炭の苦しみにあえぐ日本を立て直すには、実学こそが求められる。ゼロから経営を学んでいく過程で、会計は「現代経営の中枢」であることを体得した著者が、その実学の真髄を説き明かす。(*引用)

創造の狂気 ウォルト・ディズニー

ニール・ガブラー著

原題:Walt Disney

夢の国の作り方とホスピタリティーはディズニーに学べ。伝記『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版』小説仕立て舞台裏を案内する『ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念』読書の苦手な人の入り口に『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』。

史上最高のクリエイター、ディズニーはいかなる人生を送ったのか。彼の才能は天賦のものか、努力の賜物か。ディズニー・アーカイブへの完全なアクセスを許されて書かれた本書が、ウォルトの生涯を明らかにする。その本質は、抑えきれない創造への意欲との葛藤であった。(*引用)

スティーブ・ジョブズ

ウォルター・アイザックソン著

原題:Steve Jobs

Appleのスティーブ・ジョブズ唯一の公式自伝。イノベーションがどのようにして生まれたか奇跡の軌跡。Youtubeでも観れるが『[生声CD&電子書籍版付き] スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン』は必聴。Appleのシンプルな哲学を学ぶには『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』。

取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!

未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!

本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。

アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。

伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。(*引用)

道をひらく

松下幸之助著

日本の商いを学ぶなら、経営の神様と呼ばれるパナソニック・松下幸之助は必読。続編『道をひらく 続 (2)』48の知恵がつづられた『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』など多くの本が出版されている。 

昭和43年の発刊以来、累計400万部を超え、いまなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。本書は、松下幸之助が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集である。これまで、どれほど多くの人が本書に勇気づけられ、また成功への指針としてきたことか。この本には、時代を超えて生き続ける不変の真理があるからである。
もし失敗して落ち込んでいるのならば、「自信を失ったときに」「困難にぶつかったときに」「運命を切りひらくために」の項が、きっと立ち直る勇気を与えてくれるだろう。 もし、経営で行き詰まってしまったら、「仕事をより向上させるために」「事業をより よく伸ばすために」「みずから決断を下すときに」の項が、解決の方途を示してくれるはずである。
事業の成功者であり、それ以上に人生の成功者である松下幸之助であればこそ、その言 葉には千鈞の重みがある。あらゆる年代、職種の人に役立つ、永遠の座右の書である。(*引用)

成功の掟

マーク・フィッシャー著

原題:The Instant Millionaire

ミリオネアになった人の成功の法則が書かれている。ベストセラーになった『ユダヤ人大富豪の教え』など似た本が多い。続編も『成功の掟 2』『成功の掟 3』。ミリオネア、世界一の富豪と言えば『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』。

あらゆる自己啓発書のルーツとなった『成功の掟』が新装版になって登場!
世界で200万部を突破したベスト&ロングセラーである本書は、貧しい青年が億万長者(ミリオネア)に出会い成功への第一歩を踏み出すまでを描く、哲学的なものがたりである。
富こそが人生に自由をもらたす唯一絶対の条件であり、そのための一歩を踏み出す勇気の大切さが、寓話的な話のすみずみにまで込められている。
金銭的に、そして精神的に、さらに豊かになりたいと願う人に、ぜひ手に取って欲しい一冊。(*引用)

罪と罰

ドエストフスキー著

英訳原題:Crime and Punishment

読書感想文などで読んだ人も多いと思うがもしまだ読んでいなかったら若いうちに読もう。ドエストフスキーなら『カラマーゾフの兄弟も特におすすめ。

その年、ペテルブルグの夏は長く暑かった。大学もやめ、ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に郷里の家族の期待と犠牲が重くのしかかる。この悲惨な境遇から脱出しようと、彼はある「計画」を決行するが…。世界文学に新しいページをひらいた傑作。(*引用)

竜馬がゆく

司馬遼太郎著

幕末維新維新の時代を変えた坂本龍馬の永遠の名作。娯楽に、歴史の勉強に、日本企業の上司が好きなこの人は話のネタにも読んでおこう。近代日本を描いた『坂の上の雲』、信長の時代なら『国盗り物語』。

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。(*引用)

希望の国のエクソダス

村上龍著

村上龍の小説は娯楽としてもおもしろいが日本の未来がわかる。80年代に書かれた『愛と幻想のファシズム』なんか見事に未来を描いている。戦後のパラレルワールドを書いた『五分後の世界』は最高傑作の一つ。

 バブル崩壊の2年前、著者は『愛と幻想のファシズム』で、戦後日本が作りあげてきたシステムに拮抗する「狩猟社」を登場させ、世界経済と格闘させた。13年後、教育をテーマにした本書で、著者は再び経済と出あう。金融経済の専門家、文部省官僚などへの3年にわたる徹底した取材から、正確な情報に裏打ちされた話題の超大型長編。(*引用)

幼年期の終り

アーサー・C・クラーク著

原題:Childhood End

2001年宇宙の旅』以上とも言われる巨匠の名作。ビジネス書ばかり読んでいてはイノベーションは生まれない。読書はいろんなジャンルを読もう。特に科学者が書くSF小説は想像力と感性を刺激する。

二十世紀後半、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系からきた超人で、地球人とは比較にならぬほどの高度の知能と能力を備えた全能者であった。彼らは地球を全面的に管理し、ここに理想社会が出現した。しかしこの全能者の真意は……? SF史上不朽の名作。(*引用)