メキシコ・カンクンで振り返る2017年

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カリブ海の青いグラデーションが心をときめかせるメキシコ・カンクン。真冬の北半球の都会からエスケープして真夏過ぎないビーチでホリデーを過ごす。論理的な北米マインドから感情的なラテンマインドへ変わる場所。

2017年、U23はOSをクリーンインストール、新しい旅に出発した。15年前と15年後の自分へタイムカプセルに今の想いを込めて手紙を送る。

人生とは旅、旅とは人生である。歴史の偉人もサッカー選手も唱えた使い古された言葉。2002年に横浜で今を生きるKenは日本の常識という23歳までの地図を捨て、2003年にトロントからU23のクレイジーな旅は始まった。たった一人の海賊に、Share The Happinessの理念ポリシーとChange The Futureの使命ミッションの旗の元、一人、そしてまた一人と仲間が加わり、海賊団は歴史に一石を投じる。愛すべき人にも巡り会えた。現在の常識に縛られないFuture Life/Work 未来の生き方・働き方は、ヴィジョンに共感する人々に革命を起こした。

未来を変える海賊船は、クリエイティビティという名の帆を貼り、テクノロジーという名のエンジンを積み、パッションというエネルギーで海原を駆ける。行き先はどこでもよかった。旅の過程こそ最高のお宝だから。向かい風も面舵を切り追い風に変え、嵐を全速前進で乗り越えてきた。未来のことを恐れず、今を生きて、走りまくった。何でもできる気がした。できると信じてやり尽くした。何回も沈みかけたけど、絶対に負けなかった。一人じゃないから負けられなかった。

しかし、10年間あきらめず魂を込めて泳ぎ続けてもたどり着けない大地があった。もしかしたら違うやり方だったり、20年間かけたら会えたのかもしれないし、蜃気楼を見ていたのかもしれない。ベストを尽くて失敗したのだから、ベスト尽くしたことに変わりはない。航海日誌を振り返ると、小さな船はちょっとだけ大きくなり、無名だった船はちょっとだけ有名になり、若かった船員は歳をとり、冒険できない軍艦みたいになっていった。武器だったスピードやタフネスが錆び舵は重い。時の流れは早く、かつて青かった海は、大手の豪華客船も沈没し難破船がひしめく赤い海。死海を抜けなければいけないのに、船長叫んでも囁いても届かない。見えている景色の違いが伝わらなかった。コンパスを改める必要があった。

2013年、10年間の地図を広げ航海日誌をあらゆる角度で見直した。Share The HappinessのポリシーとChange The Futureのミッションは間違ってない。留学したグローバルな感性を持つ人材は求められているし、U23がこだわるデザインやテクノロジーの価値をわかる人も増えてきた。ここ数年で流行っている働き方改革も、遥か昔の10年以上前にU23がクレイジーと言われながらやってきたことだ。スピードとアクション、リスクを冒して挑戦をし、転んでもすぐ立ち上がり続けるスピリッツ。歩んできた道は間違ってない。

何が悪いのかは、海が教えてくれた。だいたい、理由はわかっている。わかっていてもできないことはあるし、努力が報われないこともある。海賊団へ想いをうまく伝えることができなかった。見えている景色の違いが伝わらなかった。晴れてる時は届いた声が、曇りになると届かなかった。嵐で視界が見えなくなった。どうやったら違う物事の見方ができるか探求してきたつもりだったけど、人を動かす影響力もカリスマも足らなければ、背中で語れるほど実力も実績も足りなかった。”求めるもの”ではなく”ためになるもの”という視点をもっと早くもっと強く伝えるべきだったのかもしれない。センスある人に”育てる”よりセンスある人を”見つける”ほうが早いかもしれない。U23のクレイジーさとスピードについてこれないもの、センスの合わないクルーは、船を乗り換えたり、小型フェリーで独立し、それぞれの海へ旅だった。

クルーには心から感謝している。誇りに思う。彼女たちには彼女たちの考え方があり、世界を旅する海賊との生き方の違い。これまで海賊団を大きくしてきたのとは逆に海賊団を小さくする。原点回帰。2017年、4年間をかけて沈みかけの船から海賊団は全員脱出する。新しいU23号と船長Kenは、ゼロよりも少ないスタート。異国のパイレーツとともに大航海へ。

Change The Future…

カリブ海から愛を込めて

Ken