未来の出版スタイル
先日は、Apple Store銀座での講演にご参加いただいたみなさんありがとうございました。プレゼンをしながら馴染みの顔も見えて心強かったです。
さて、そこでもお話ししたU23のMac OS X Serverを使った未来のワークスタイルが事例紹介されている書籍『OS Xシステム管理』がついに発売しました。U23も執筆に参加させていただいたのですが、そのプロジェクトの進め方やSubversionで自動化された入稿方法や、電子出版での段階的な配布の仕方まで、言うなれば「未来の出版スタイル」とも呼べる先進的な試みをしています。
例えば、その配布方法。紙にしたらすごく分厚くなる専門書が、電子ファイル(PDF)になりiPadやMacに収まります。チャプターごとに購入ができ、チャプター1に限っては無償配布です。執筆が完了した部分から配布をはじめているので、チャプター7と8はこれから刊行予定、全チャプチャーを一括購入した方はこの部分は無償アップデートします。読者のニーズに応じて加筆修正も可能で、Facebookに読者サポートのグループも用意しています。こんなことができるのも電子出版ならではです。
このプロジェクトは、著者・監修の新居雅之氏の呼びかけに多くの人が協力して一冊の本が完成しました。みなさん本当にいい人ばかりで、コンピュータのことだけでなく、出版のことや、いろんなメンバーがいる勉強会でのプロジェクトの進め方など、いろいろ学ばせてもらいました。すばらしいプロジェクトにメンバーの一員として参加する機会を与えていただいた新居雅之氏と勉強会のみなさんに心より感謝します。
最近いろんな人に本を書いて欲しいと言われる機会が増えてきたのでU23生誕10周年の暁にはそろそろ一冊目を執筆してみようかと考えています。セミナーでは自分のことを棚に上げ偉そうに期限を決めろと言いながら、自分は重たい筆が動かないので公言してみました。