『自分がいなくてもうまくいく仕組み』読書レビュー

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iPadで月に23冊以上の読書をするU23代表Kenの書斎を公開。

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Good bye Skype!と謳い先日大幅なメジャーアップデートをとげたChatwork株式会社の代表取締役山本敏行氏の新刊『自分がなくてもうまくいく仕組み』をご紹介しよう。シリコンバレーから日本に一時帰国していた著者にお会いし一足先に新刊を読むことができた。山本氏にはEC Studioの時代からお世話になっており、アメリカで成長した姿と、変わらない”らしさ”、そのチャレンジ精神は応援せずにはいられない。同年代で最もレスペクトする経営者だ。

前著のタイトルの一部でもある彼らが実践する”非常識な働き方”は、U23が挑戦する”Future Work”と共通することが多い。スタッフ満足度を高めることからはじまり、メール廃止、デュアルディスプレイ、動画マニュアル…etcと挙げだしたらきりがない。今回の新刊は、僕には書けないけどU23が目指す働き方を上手くまとめてくれたような本だ。このままスタッフトレーニングに使えそう。

山本氏とは、同じ関西出身で、海外で起業して、こだわりの数字があったりと、知れば知るほど共通項がみつかる。それなのに、この両社の差は、、、(泣)いや、U23も負けていません。Fun&Coolなら。例えばこの前反響の多かったつぶやき。

”シリコンバレーから帰国中のChatwork CEO Yamamoto Toshiyukiさんと世界二周目から帰国したU23のCensure Utsumiが日本で再会。”

やってることも似ていると言えば似ている。一方はシリコンバレーというITの中心地に飛び込み、スタンフォード大学で学生たちの前で英語で登壇している。一方は、マルタやアイルランドという留学のニッチな市場に飛び込み、さらに死海に飛びこみ地元のキッズと片言のアラビア語と英語で日本について語っている。いや、全然違うか(笑)

それはさておき、この本はU23が目指す道は間違っていないと再確認させてくれる。中小企業でもやり方次第で世界で闘えるという希望を与えてくれる。次回は、書籍が発売してから中身についてもう少し触れて見ようと思う。

発売まで待てない人は、前にブログで紹介した『原題:REWORK / 邦題:小さなチーム、大きな仕事 -37シグナルズ成功の法則-』でも読んでお待ちいただきたい。非常識な働き方やFuture Workに共感を得る人なら気に入ると思う。

タイトルで誤解をしてはいけないので著者の言葉を引用しておく。

”ここで言う「自分がいなくてもうまくいく仕組み」とは、決してリーダーである自分が楽をするためのものではありません。 リーダーの仕事をスタッフに任せることで、スタッフを成長させ、そうして生まれた時間で、リーダーは新しいプロジェクトを立ち上げ、自らも成長すると言う好循環のサイクルを生み出すワークスタイルのことです。”

そして、第一章の立ち上がりから批判されかねないアグレッシブな表現がむしろ共感を誘う。

”自分のコピーを作ろう”

メディアがまさにそうであるように、一部分だけ取り上げたり一面だけで判断すると、語り手の意図とは違う捉え方をされる。この表現だけが変な方向に一人歩きしないように本書を読んで真意を読みとってほしい。

「自分のコピーを作ろう」は、U23でも言っている「分身を作ろう」とか「クローン作戦」と言葉が違うだけで似たような発想だ。書籍はリーダーに向けて書かれているので、スタッフに向けて僕なりのメッセージを補足しておく。

まず、仕事を任される人は、上司も部下に仕事を任せることは勇気がいることだというのを覚えておこう。信用できない部下に仕事を教えて頼むと余計に面倒が起きるから自分でやった方が早いとする人は多い。自分の仕事を奪われることを恐れ部下に仕事を任せたがらない上司ももいる中で、任されると言うことは認められている証拠なので自信を持った方がいい。もし、ろくでもない上司ならすぐに追い抜けばいいし、できる上司なら部下が作った時間で新しい何かに取り組んでいるはずだ。いずれにせよ、自分もチームも成長するチャンスと考えた方が前向きだ。

次に、仕事を学ぶ時にやりがちな二つの失敗パターンを知って、そうならないように気をつけよう。

1つ目の失敗事例は、何も考えずにマニュアルに書いてあることをする人。素直なのと考えるのを放棄するのは少し違う。その仕事はどこにつながるのか、なんのためにやっているのかを考えてやらないと応用がきかない。そのマニュアルは時代遅れで、あなたのアイデアで革新が生まれるかもしれない。

2つ目の失敗事例は、上手くいかないのに自己流に執着する人。中途半端に自信や実績がある人にこのタイプが多い。信念を貫くのは大切なことだ。個性もどんどん主張したらいい。でもせっかく正解が目の前にあるんだから変な意地を張らずそのままやってみたらどうだろう。時間をかければできるようになるのかもしれないが、コーチのアドバイスを聞いて時間を短縮できたほうが早く次のステージにすすめる。お手本をコピーできるようになってから個性を発揮しても遅くはない。

仕事は盗もう。実力のないものが模倣ばかりしても奇抜なことばかりやってもたいてい失敗に終わる。たまに上手くいっても長くは続かないし、そこにイノベーションは生まれない。基本が大事なんて教科書通りのことはいいたくないけど、それは一部の天才を除いて古今東西変わらない道だ。完璧にコピーできるほど基礎があるから、誰もやらなかった独創的なアイデアも実現できる。ピカソやスティーブ・ジョブズの名言「優れたアーティストは真似る。偉大なアーティストは盗む。」という領域に達するのである。

仕組みを作る側は、これからの世代には仕事を盗みやすい環境をお膳立てしてあげた方がいいかもしれない。本書でも説明されている、ビニールハウスで植物を育てるように人材を育成する「ビニールハウス経営」だ。はじめてこの持論を聞いたときはセンセーショナルな言葉だった。

さて、僕の読書感想文はここら辺で終わりにしよう。作者も認める通りタイトルは微妙だが前著の『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方 』や『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』も合わせて読むと本書をより深く楽しめると思う。

最後に、日本にいながらカナダの会社を経営し、世界中を旅しながらFuture WorkをするU23流の 「”もうちょっとで”自分がいなくてもうまくいく仕組み」を体験したい人は、インターンシップの枠を超えたU23トレーニープログラムに挑戦してほしい。

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