“人生に偶然はない” 三浦知良Jリーグ最年長出場記録更新

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日本とイギリスのサッカー史に新たな歴史が刻まれた。世界最高峰のサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドに所属する香川真司がハットトリックを決めた。そんな真司が少年の頃に憧れ、今なお生きた伝説として日本のサッカー史を変え続けるサッカー選手がいる。

2013年Jリーグ開幕、King Kazuこと三浦知良(46歳)が現役Jリーガーの最年長出場記録を更新。加えて、連続シーズン得点記録は2011年は無得点のため18年連続でストップしたが、連続シーズン出場記録も歴代最長21連続シーズンで記録更新中である。(ちなみに、世界には1枚のイエローカードを受けることなく50歳まで第一線でプレーしたイングランドのスタンリー・マシューズという伝説のフットボーラーがいる。世界記録更新も夢ではない。)

カズほど人々の胸を熱くさせるサッカー選手はいない。2年前、震災復興支援のチャリティーマッチでカズがゴールを決めたとき日本中が感動した。スタジアムは文字通り震撼した。カズは言う。あれは偶然ではない。あの一瞬のためにずっと練習を重ね準備をしてきた結果生まれたゴールだと。

カズのことを知る人ならその言葉の重さに心を揺さぶられる。本人も話しているがそれらは自然に出た台詞で、それほど特別なことを言っているわけでもない。実際に知らない人から聞いたり、詠み人不明でタイプしたテキストだけ見たらそれほど感じるものはないかもしれない。しかし、カズの魂のメッセージとして聞いた瞬間に金言となり、それはプロのコピーライターより心に強く突き刺さる。

「何を言うか」より「誰が言うか」が重要だということを思い知らされる。

Kenの発するメッセージは、誤解されたり相手の心に届かなかいことも多い。かと思えば、Kenの台詞を何年も胸に刻んでくれる人もいる。たしかに自分が言ってそうではあるけど、いつ言ったかも覚えていないような台詞をKenさんに教えてもらった言葉です、なんて言われると恥ずかしいことは言えないなと身が引き締まる。Kenのメッセージには、まだカズほどの重さがないのは百も承知している。だから今はKazuの言葉でみんなを応援したい。

”人生に偶然はない 逃げずに力をつけよう”

今日紹介した著書(日めくりカレンダー)