メッセージが伝わるプロダクト~U23 mini Tote Bag Making Story~
手にした瞬間に思わず声をあげてしまう、U23のメッセージが伝わるバッグをほしい。利益度外視で愛される作品を創ろうと企画は立ち上がった。
「こんなのが欲しい。」ある人がつぶやく。「なければ作ろう。」誰かがこたえる。U23で何かが生まれるときはこんな感じだ。「私やります。」プロジェクトが動き出す。商品化までのプロセスはこうだ。リサーチスタッフが世界中からサンプルを集め理想のクオリティのもの見つける。あるいは、まだ世にないラフスケッチを描く。しかし、それを商品化するにはたいてい予算オーバー。通常のチームなら妥協をすることになる。ここでU23が違うのは、セールスの熱意・工夫・人脈により特別な取引条件を手に入れるところ。環境を整えられたデザイナーは魂を込めて最終デザインを完成させる。最後に、それぞれの想いを込めてプロダクションへ託される。製品が完成してからもフォトグラファーが写真を撮影し、ライターが文章を練り、Webをデザインしとパスは続く。U23 Design Factoryでは、こうしてチームがパスをつなげ一つの美しい作品が生み出される。
今回の製作を振り返ってみよう。
まずはコンセプトの整理とラフスケッチ。圧倒的なクオリティ。U23 Design Collectionシリーズとの調和。みんなと同じだけど個性を表現できるもの。そんなU23のメッセージが伝わるものを。日頃から、旅、映画、書籍、Web、展示会などからインスピレーションを高めるることで、アイデアを形にするスピードがあがる。
イメージを製品化できる業者を世界中から探す。価格調査とサンプル収集を同時に進める。スピード命の企業文化はITを駆使し無駄に時間と費用をかけることは許されない。
条件を満たすものが見つからずにいたある日、理想に近いリラックマのバッグと出会う。早速、お店に交渉し製造会社を紹介してもらう。この時、既存の業者しか選択肢になかったり、自分たちに有名なリラックマと同じことができるわけないと諦めていたら、このプロダクトは生まれなかっただろう。
打ち合わせを行い作品のイメージは固まるが予算オーバー。リバーシブルは諦めるか、タグは諦めるか、そんな選択を迫られる。しかし、ここで諦めないのがU23。どうしてもこれが作りたいと、担当者の尽力もあり予算内で実現できるプランが生まれる。
ここからは製作。バッグの形やロゴの位置だけでなく、生地の素材、微妙な色合い、厚さ、ハンドルの長さ、タグの位置、細部まで0から打ち合わせをする。封入する案内の用紙までデザインするのはU23ぐらいらしい。
プロセスが進むたびに、裏地や刺繍のサンプルが届く。そこまでしなくていいですよというぐらい丁寧に進捗報告をしてくれるので安心。
そして、ついに完成。手にした瞬間にスタッフから期待通りの歓声があがる。こういうものは完成図ではクールなのに、いざ商品になると台無しになってしまうことが多い。
U23ロゴのタグやU23 Badgeとの調和もパーフェクト。今回はほぼイメージ通りの作品に仕上がり、プロダクションの品質と誠意に感謝。
PR
今回製造を依頼したサンエックスさんでは、バッグ以外にもいろんな商品を製造、販売しています。愛されるプロダクトを作りたい方はU23までお気軽にご相談ください。良くしてもらっている担当者をご紹介します。これぞShare the Happiness。
ちなみに、リラックマとU23は同い年で2013年に10歳の誕生日を迎える。