U23トレーニー体験入社レポートKarin編公開添削
「思い立ったら即行動が私のモットーでもあり、新しい環境に飛び込んでいく事が好きです」という自己PRを実践し、未来の働き方セミナーに参加してすぐにU23トレーニー(*U23ではインターンシップのことをトレーニーと呼ぶ)に応募したKarin。書類選考、一次面接に合格し、体験入社に挑戦した。
未来のリクルートに挑戦するU23では、就職のミスマッチを防ぐために体験入社制度がある。U23のFuture Work《未来の働き方》は、前衛的で相性が合う人には最高の働き方だが、保守的な古い日本の働き方を好む人には最低の働き方だ。実際にスタッフといっしょに仕事をして、お互いのことを知りいっしょに働きたいと思えるか判断する。
就職活動の相談もよく受けるのでアドバイスをしておこう。入社後のミスマッチを防ぎたければ、希望する就職先でインターンシップかアルバイトをすることをおすすめする。想像と現実のギャップを埋めるでなく、本気で働けば働くほどその企業に就職してもしなくてもそこで働いた経験は将来に必ず活きる。
U23 Future Workの体験入社は、おもにオンラインで行う。トレーニー候補生には、トレーニングサイトへのアクセス権が与えられEラーニングで学ぶ。それでは、U23の体験入社でトレーニーはどんなことが学べるのか、実際にトレーニー候補生から提出されたレポートをみながら解説していく。せっかくなので、今日はこのレポートを添削しながら公開トレーニングをしてみよう。
U23の体験入社は、Eラーニングを使うことで、自分のペースで作業を進めることができ、分からないこと、質問があればすぐに
chatworkChatWork(*1)で聞ける環境が良いと思う。
chatworkChatWork(*1)の使い方から始まり、Mac操作や機能、Google Appsの使い方へと少しずつ段階を踏み学ぶことが出来たできた(*2)ので、集中しやすく、頭に入りやすかった。
【添削】
社内レポートなのでスピードを優先し意味が通じればいいけど、マーケター・ライターとしてスキルアップするために、美しい文章の書き方について細かいアドバイスをしておきます。
*1・・・「chatwork」は、「ChatWork」と正規表記しよう。U23 Commitmentの「Detail」を復習。
*2・・・「出来る」は「できる」とひらがなでやさしく読みやすく書きましょう。詳しくは「U23 Wiki:ひらく漢字リスト」を参照。
このように、U23では、提出されたレポートに、トレーナーや他のスタッフからフィードバックをする。アクションを起こすと、世界中にいるU23スタッフからコメントが寄せられる。そうやって自然にU23スタッフとつながり、U23について知る。
U23 Future Work《未来の働き方》のキーワードに、「Anytime, Anywhere, Anybody」がある。U23の体験入社は、オフィスでも自宅でも世界中のどこでも、自宅なら365日24時間いつでも、学歴・職歴・性別・年齢・国籍に関係なく面接に合格しインターネットにつながればだれでもできる。今週は夏休みということもあり人気で、トロントとバンクーバーと東京と神戸から、大学生も社会人も留学生も、さまざまな人が体験入社に挑戦している。
続けてレポートを見ていく。
(*3)レポートを書くことに今まで苦手意識を持っていたが、繰り返すことによって、文章読解力、自分の意見や考えを伝える力が付いた。大学生の頃から数多くのレポートを書いてきたが、正しい書き方を理解していなかったことに気づいた。今までレポートは提出したらそれっきり、どこが間違っているのか、書き方はあっているのかが分からず曖昧な状態で提出していた。このトライアルではレポートのやり直し制度があることによって、自分の弱点を理解し、社会人としての正しいレポートの書き方を学べた。(*4)
【添削】
*3・・・U23では、段落の一字下げはしません。段落、句読点の使い方についても、「U23ライティングマニュアル」、「U23デザインコード」で学習しましょう。
*4・・・念のため「正しいレポート」時と場所によって違う。まず、他の誰でもなく自分のために「正しいレポート」を書くこと。次に、他の会社で働く時は、レポートで何かを伝えたいなら、その会社、時には上司やクライアントにとって「正しいレポート」を書くスキルも身につけよう。もっと深い話もすると、社会のシステムを見極め、決定権がある人に届くレポートの使い方を覚える。
日本の教育は残念。提出してそれっきりのレポートなんておもしろくない。だから、レポートを代理で書いてもらったり、インターネットからコピーするのだ。夏休みの宿題のアウトソーシングが流行るのもわかる。
自分の下手な文章を棚に置いて評価すると、日本の大学生の文章は、減点されないための文章は上手だけど、工夫のないひな形のコピーだったり、自分の意見や言葉がなく心に響くものに欠ける。失敗を恐れたり恥ずかしがらずに、自分の頭で考え、自分の言葉を伝える力を養ってほしい。その方が書き手も読み手もおもしろい。
社会人のレポート・論文と小学生の作文・感想文の違いがわかっていない人も多い。詳しくは未来を変えるレポートの書き方を参照。
今までは
wW(*4)indowsを使っていた為、全ての作業をMacで行うことが新鮮で、(*4)もっとMacの機能を使いこなせるようになりたいと思った。(*6)
このトライアルを通して、さらにU23のビジョンに共感し、もっと関わっていきたいと思った。
【添削】
*5・・・「windows」は、「Windows」と正規表記しよう。U23 Commitmentの「Detail」を復習。
*6・・・「、」(読点)で改行しない。「U23ライティングマニュアル」、「U23デザインコード」で学習。
*7・・・そのための具体的行動計画を書き出してみよう。
最近はMacユーザーも増えてきたが、ほとんどのスタッフがはじめはWindowsユーザーでMacを使ったことがない。それでもU23でトレーニングを続ければ、Appleのストアスタッフを凌駕する程度には使いこなせるようになる。Macを使いこなせるようになりたいという気持ちが大切。英語なんて誰でも話せるようになるのと同じように、Macだって誰でも使えるようになる。
ちなみに、コンピュータ操作に問題はありませんと履歴書で書いてくる人ほどITリテラシーが低い傾向がある。そういう人は、仕事ができないことをMacがはじめてだからと言い訳にするが、OSに依存しないGoogle Appsでつまづき、原因はMacのせいではない。できる人は、Windowsしか使ったことなくてもすぐにMacに適応している。ITリテラシーが高い人ほどできる人を知っているから、おいそれてコンピュータに強いと言えなかったりする。ITリテラシーは全然ですという人の方がよっぽど高いコンピュータスキルを持っていたりする。
U23の体験入社はこんな感じで行われている。
最後に、公開トレーニングで伝えたいこと、レポートひとつにも深い意味や価値があることをまとめておこう。
1. レポートは自分のために楽しんで書く。やらされる仕事はおもしろくない。
2. Share The Happiness《ハッピーの共有》がポリシーのU23では、学びの共有もする。
3. レポートをトレーニングだけでなく、違う物事の見方をして想像力を働かせることで、ひとつの仕事からいろいろなチャンスにつなげることができる。例えば、ブログに書くことで記事になり、他の人も学べる。トレーニーのリクルートにもなる。これが点と点を線につなげる、小さな会社が最小限のリソースで最大限のハッピーを生み出す働き方。
こんなU23で働きたい人は以下から。